矯正治療とアンチエイジング

院長です。先日、日本成人矯正歯科学会に行ってきました。今回のメインテーマは”アンチエイジングと矯正治療とのかかわり”で行われました。アンチアイジングとは、最近あちこちで言われていますが、歯科の分野でも話題になってきました。

矯正歯科の分野では、特に抜歯をすると口元が引っ込みすぎることがあり、その場合に口角から小鼻にかけてほうれい線がくっきりと出ることがある。そのような顔は時として老け顔と見られることがあり、我々はそのような老け顔を作らないような考えもしていかないといけないのかもしれない。これは、前歯の歯軸を治療目標にしているのだが、軟組織である口唇の移動量はなかなか予測できないことと、それに伴う周囲組織の変化が読めないからだと思うのだが。皆さんはいかがでしょうか?
安直に抜歯と非抜歯の問題でもないと思うのだが、今後考えていかないといけない問題のように思うのは、私だけでしょうか。