治療方針
具体的な治療に入る前に『ふかい歯科・矯正歯科』における、矯正歯科の基本方針を確認いただきます。
非抜歯治療(永久歯を抜かない方法)
咀嚼(よく噛める)が十分に出来る歯並びを作る為に出来る限り永久歯を抜かずに、治療を進めています。
機能的咬合(咀嚼が効率よく出来るかみ合わせ)
場合によっては抜歯せざるを得ない状況になることもありますが、歯全体がアゴを動かす時に程よく接触して、咬合機能(食べ物を切る、粉砕する、すりつぶす)を発揮し、なおかつ邪魔にならないのであれば、非抜歯治療が最適です。
アフターケアにより素敵な歯並びが長期間保持できる
小臼歯(前から数えて4番目の歯)を抜歯するケースが多くありますが、これにより歯列の中で歯の位置のバランスが崩れて機能的咬合が得られにくくなる事をさけ、アフターケアによる矯正治療の維持により、良い状態を保てる様にします。
笑顔が素敵になる
非抜歯による機能的咬合を作ることによって、歯列が安定しその結果素敵な笑顔が生まれる事の効果を感じて頂けると思います。
症例
①主訴:前歯の噛み合わが反対
②診断:骨格性反対咬合
③年齢:16歳
④治療に用いた主な装置:エッジワイズ装置
⑤抜歯部位:なし
⑥治療期間:装置を付けている期間は2年4カ月、保定期間は2年
⑦治療費:650,000円
⑧リスク、副作用:下顎骨骨切り術による下顎の後退をおこなったため下顎の神経麻痺、全体的な歯根吸収、治療後に前歯の噛み合わせがずれる、下顎前歯の歯肉退縮