院長です。7月9日にスタッフと「生活習慣病の予防に直結したメインテナンスへの転換」というテーマのセミナーを受講してきました。これまで、歯科医院では、歯と歯肉を診ていたのですが、これからは、歯周病と全身疾患の関連性がエビデンスとして言われてきているように、歯科から全身を健康につなげていくような時代が来ています。

歯周病が糖尿病の第6番目の合併症と言われて久しいですが、その以外にも歯周病はさまざまな疾患と関連があることが最近では分かり始めています。そのことを患者さんに積極的にお伝えしていくことが、皆さんの健康寿命の伸展につながることだと思います。歯周病の原因の一つである歯垢です、たかが歯垢ですが、されど歯垢です。この歯垢は排水溝のヌメリと同じなのです。

歯科医師側の発想が、歯、口腔限定から全身へ、生活習慣病予防やアンチエイジングまで関われることを、十分理解して、歯の健康を通じて全身の健康へつなげるような思考に、転換してくことが大切だということでした。