院長です。矯正治療では、きれいな歯並びにしたい、よい嚙み合わせになりたい、という要望で来院する方が多いです。ただ漠然ときれいな歯並びと思っている人から、誰それのような歯並びにと思っている人まで、千差万別です。
そこで必要なことは、矯正治療を担当する先生との密なコミュニケーションです。自分の思っている内容、気になっている事柄を率直に伝えることなのです。最終的な歯並びの状態についての大雑把なイメージを、担当医とある程度共有することが出来ると、納得のいく結果となり、満足できると思います。心配なことは、患者さん側と担当医側との思い描く目標が違うことで、「こんなはずではなかった。」と治療最終段階で思うことです。それを避けるためには、治療開始点での治療説明の時に十分に確認することです。
しかし、最初の時にはほとんどの人は、最終目標のことは具体的には分からないことが多いです、治療途中で初めて具体的に自分の歯の形態や大きさや上下のバランスの中でイメージするようになるのですから。その時点でも遅くはないので、自分の思っている良い歯並び、嚙み合わせ、口元の出たり引っ込んだりするバランスについて、担当医に聞いてみると良いかもしれません。
いつも良好なコミュニケーションが取れていると、何でもは話しやすい雰囲気な歯科医院であると、患者さんも自分の気持ちを伝えやすく、その結果納得しながら治療を受けられるので、安心して最後まで治療を任せらる気持ちになるのではないでしょうか。
